
ファーストフード用語:知って得する30の単語とフレーズ
ファーストフード店で使う特別な英語、ファーストフード用語をどれくらい知っていますか?
ハンバーガーとポテトとドリンクが欲しい!そんな時、どうやって注文したらいいのでしょうか?ファーストフード用語を学んでスムーズに注文できるようになりましょう!
アメリカにあるマクドナルの数は1万4000店以上に上ります。
世界中では3万5000店以上になるそうです。
しかしマクドナルは世界の数あるファーストフード店の1つにすぎません。
ファーストフードチェーンとは、同じ名前とスタイルを使い、同じ食べ物を提供するレストランのグループのことを言います(英語ではfast food jointsとも言います)。
ファーストフード店では、安く早く料理を食べることができ、世界のどこへ行っても全く同じものを味わうことができます。私たちが生活するペースの速い世界に合わせて生まれたレストランが、ファーストフード店なのです。
特にアメリカにはファーストフード店があふれています。マクドナルドだけで1万4000店あるのですから、少し車を走らせれば、あらゆるファーストフード店を見つけれられことでしょう。
もしあなたがアメリカなどの英語圏に住むことや、旅行することを予定しているなら、安くてボリューミーなファーストフード店にお世話になることがあるかもしれません。いくつかのお店では、ヘルシーなもの作ったり、栄養素や原料などの情報を開示することで、お客さんに選択肢を持ってもらう試みがされています。
すでにファーストフード店に行ったことがある方も多いと思いますが、英語で思った通りにファーストフードを注文できていますか?
この記事でファーストフードに関する用語を学べば、きっと簡単に注文ができるようになるはずです!
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ファーストフードの歴史
ファーストフードと言えば何を想像しますか?アメリカですか?
それもそのはず。ファーストフードはアメリカで生まれたのです。そして現在も、アメリカは最大のファーストフード大国であり続けています。
1900年代半ば、ファーストフードチェーン店であるホワイト・キャッスルからファーストフードレストランの歴史は始まりました。現在は、ファーストフードといえば不健康というのが定番イメージですが、当時は外食なんて美味しくないというイメージを覆そうと生まれたのがファーストフード店だったのです。
お店で作られたハンバーガーが美味しいという噂が人々に広がっていくと、その人気はどんどん高まっていきました。ホワイト・キャッスルに続いて、次々と新しいファーストフードのお店が開店しました。お客さんがただ待っているだけで、素早く食べ物が提供されるというこのスタイルはこの時に確立しました。現在、多くのファーストフードレストランの提供方法がほとんど同じようなスタイルなのは、こんな歴史が背景にあるからなのです。
色々なファーストフード店
ファーストフードといえばマクドナルドを思い浮かべてしまうかもしれませんが、他にもたくさんのファーストフード店があります。例えば…
- Burger King(バーガーキング)では、ハンバーガーやフライドポテトなどマクドナルドと似たものが提供されます。
- Subway(サブウェイ)は、長いパンのサンドウィッチを提供します(長いパンのことをヒーローサンドウィッチと言います。あとで詳しく説明します。)
- Starbucks(スターバックス)にはたくさんの種類のコーヒーがあり、また軽いスナックも用意されています。
- Chipotle(チポトレ)は、ブリトー(お米、豆、肉がとうもころしまたは麦のラップに包まれている料理)とタコス(硬いタコシェルに肉と他のトッピングを乗せて食べる料理)の専門店です。
- iHop(アイホップ)は、パンケーキやワッフルなどの朝食を提供しています。
- Arby’s(アービーズ)は、ステーキとサンドウィッチの専門店です。
この他にも、ファーストフード店はたくさんあります。これだけあれば、きっとあなたの好みと予算にあった場所を見つけることができるはずです。
幸いにも、これらのほとんどのレストランで、似たような言葉が使われています。もちろん、違うこともあるので、気をつけなければいけませんが。
なぜファーストフード店によって使う用語が違うのか?
ファーストフード店は独自の用語を作り出すことが好きなようです。そうすることで、brand(ブランド)、つまり企業のイメージを確立できるからです。独自性を打ち出し、他のお店との違いを強調するために、新しい用語を生み出すのです。
マクドナルドなどは、名前を聞くだけでマクドナルドのメニューであることを想像できるように工夫されています。例えば、ハッピーミールと言えば、ほとんどの人はすぐにそれがマクドナルドのキッズメニューだと分かるはずです。これが分からない人でも、マックチキンと聞けば、それがマクドナルドのメニューの1つだと分かるでしょう。
もし聞いたことのないファーストフード用語に出くわしたら、ブランドの名前と実際の単語を分けて考えてみてください。
ファーストフードを英語で注文する方法
ファーストフード店は速さが命。注文も例外ではありません。
どのレストランに行っても、注文の仕方はほとんど同じです。
つまり言い方をある程度覚えてしまえば、あとはどこへ行ってもそれを応用できるのです。注文する時は、次のフレーズから話し始めましょう。
- “I’d like the…”(…をください)
- “I’ll take the…”(…を頂けますか)
- “Do you have any…”(…はありますか)
- “I’d like to place an order to go.”(持ち帰りで注文したいです)
注文を言い終えると、通常、ウェイターは次のような追加の質問をしてきます。
- “Would you like any sauces with that?”(何かソースはいりますか?)
- “Small, medium or large?”(スモール、ミディアム、ラージのどれにしますか?)
- “Is that for here or to go?”(店内でお召し上がりですか?それともお持ち帰りされますか?)
このような質問が聞き取れれば、あとは自分の好みを伝えるだけです。
何か特別な注文があれば(例えばピクルスをハンバーガーの中に入れずに皿に出しておいて欲しいなど)、注文の際に伝えなければなりません。
注文が終われば、ウェイターが total(最終的な値段)を教えてくれるはずです。
知って損はないファーストフード用語30選
ファーストフード用語は、今では当たり前のように皆が使っています。あまりファーストフードが好きではない人でも、覚えておけば役に立つことがあるかもしれません。
基本的なファーストフード用語
まずはもっともよく使われている基本的な用語を覚えましょう。とりあえず、ファーストフード用語を知っていれば、お店での簡単な受け答えはできるようになります。
1. Carry-out(持ち帰り)
ファーストフードの良いところは、持ち帰りができるということです。Carry-out は take-out とも言うことができます。どちらも、店内で食べずに持ち帰りするという意味です。持ち帰りたい時は、”to go”と注文の際にただ伝えるだけでも大丈夫です。
2. Eat in(店内で食べる)
お持ち帰りの反対の”eat in”とは、レストラン内で食事をすることです。店内で食べたい時は、”to stay”や”for here”と言いましょう。
3. Drive through(ドライブスルー)
ドライブスルーは“drive thru”と書かれていることもあります。車から出ずに注文したい時は、ドライブスルーを使いましょう。窓口まで車で行って注文し、さらに次の窓口で支払いをして商品を受け取ります。
4. Franchise(フランチャイズ)
フランチャイズとは、同じブランド下にありながら、それぞれに経営されている店舗のことを言います。材料やメニューは中心となるブランドが提供しますが、運営は、それぞれの店舗に置かれたオーナーとマネージャーが行います。マクドナルド、バーガーキング、スターバックスなど多くのファーストフード店がフランチャイズ制を採用しています。
メニューを理解するためのファーストフード用語
ファーストフード店に行った際に、難しいことの1つがメニューを理解することです。ファーストフード用語を知っていないと混乱してしまうかもしれません。
5. Menu(メニュー)
他のレストランと同じようにファーストフード店にも、注文できる商品と、その値段が記載されたメニューがあります。多くのファーストフード店は、壁にメニューを貼り付けるなどして、注文できる物が一目で分かるように工夫しています。
6. Combo(コンボ)
何を注文していいか迷っている時は、すでに決められたセットを注文するといいでしょう。特別なコンボ(combinationの略語です。誰もcombinationと言う人はいませんが)を用意しているお店もあります。コンボとは既に決められたメニューのことで、通常いくつかの食べ物と飲み物がセットになっています。
コンボで注文した方が安くなることもあります。
コンボを注文する時は、基本的に数字で注文します。例えば、5番と書かれているメニューを注文したい時は、”I’d like a number 5, please, with a side order of fries.”(5番とフライドポテトをください)と言えば大丈夫です。
7. Nutrition(栄養)
摂取する栄養素にまで興味が高まりつつある今日、多くのメニューが栄養上の情報を提示するようになっています。中に何が入っているか分かるように、細かく記載されている商品も増えてきました。
ファーストフード店が食材の内容をすべて開示することは稀ですが、糖分や脂肪分、カロリーなどの情報は知ることができるはずです。より健康的な食べ物を選択するには、確認する方がよいかもしれません。
飲み物に関するファーストフード用語
8. Beverage(飲料)
水以外の飲み物のことをおしゃれに言いたい場合は、drink より beverage を使いましょう。たったそれだけでお店の人には伝わるはずです。
9. Soft drink(ソフトドリンク)
ソフトドリンクは一般的にソーダのような炭酸飲料のことを指します。実際は、ノンアルコール飲料であればなんでもソフトドリンクと言うことができます。反対にアルコール飲料は hard drink(ハードドリンク)と呼ばれることがあります。
10. Fountain drink(ファウンテンドリンク)
多くのファーストフード店にはソーダファウンテンがあり、自分でソフトドリンク(通常は炭酸飲料水)を注ぐことがきます。店員に選んだ飲みものを言わなくても、とりあえずファウンテンドリンクを注文し、あとで自分で好きな飲み物を選ぶことができます。
11. Slushie(スラッシー)
スラッシーとは、甘いフレバーとクラッシュドアイスから作られた冷たい飲み物です。健康にはよくないかもしれませんが、美味しさは抜群です!
12. Smoothie(スムージー)
健康のことを気にしている方は、スラッシーよりスムージーを飲むといいかもしれません。スムージーは氷と牛乳、もしくはアイスクリーム、そして本物の果物から作られます。
13. Coffee(コーヒー)
コーヒーが何か知らない人はおそらくいないでしょう。一応説明しておくとコーヒーとは、エネルギー増強のための苦い飲み物のことです。
でもラテとモカ、フラペチーノの違いは分かりますか?
このチャートはそんなコーヒーの種類についてまとめてあります。次にスターバックスに行く時は、きっと自分の思った通りの注文ができるようになりますよ。
ファーストフードで使うパンの種類を表す用語
14. Sub(サブ)
サブとは、ファーストフード店でよく使われている長いパンのことです。ネイティブの人でも知らない人が多いですが、サブという名前は、形が似ていることから submarine(潜水艦)がその由来です。サブには他にも wedge、hoagie、hero、grinder など、場所によって色々な呼び方があります。
15. Bun(バン、丸パン)
バンとは、底が平べったく上が丸みを帯びた丸パンのことです。バンはrolls(ロール)と呼ばれることもあります。サンドウィッチやハンバーガーによく使われています。
16. Muffin(マフィン)
小さなケーキと甘いパンの間がマフィン、と言えるかもしれません。マフィンを朝ごはんに出すファーストフード店もあります。コーヒーとの愛称はバッチリです。
17. Scone(スコーン)
イギリス人によく食べられているスコーン。少し甘い小さなパンで、フルーツやティーと一緒に提供されます。
18. Biscuit(ビスケット)
北アメリカでは、ビスケットと言えば小さくて丸く、砂糖の入っていない柔らかいパンのことを指します。イギリスとアイルランドでは、ビスケット(bisquitとも書きます)は、アメリカでいうクッキーのようなものです。この違いを知っておけば、残念な思いをしないですむはずです。
ファーストフードのサイドディッシュ用語
19. Sides(サイド)
料理の主役のことを main dish(メインディッシュ)と言います。メインディッシュと一緒に出されるスナックなどの副菜を side dishes(サイドディッシュ)、または sides(サイド)と言います。
20. Condiments(調味料)
ファーストフード店では、食事に多くの調味料がついてきます。ソースなどの調味料は、既に料理された食べ物にさらなるフレーバーを足すことができます。ケチャップやマスタード、辛いソース、塩や胡椒など、皆さんもよくご存知のことでしょう。
21. Dressing(ドレッシング)
サラダのドレッシングとは、ランチドレッシングのようにサラダに味を足すものです。
22. French fries(フライドポテト)
フライドポテトは、薄く切られたポテトを deep fried (揚げた)ものです。ケチャップやBBQ(バーベキュー)ソースなどと一緒によく提供されます。イギリスでフライドポテトは chips(チップス)と呼ばれ、一方でアメリカで chips と言えば、ポテトチップスのことを指します。
23. Hash browns(ハッシュドポテト)
ハッシュドポテトもジャガイモを使ったサイドメニューの1つです。材料はジャガイモと玉ねぎで、それを小さく切って混ぜ、薄いケーキのような形にし、それがきつね色でクリスピーになるまで揚げます。
24. Onion rings(オニオンリング)
オニオンリングとは、輪切りにした玉ねぎをパリッとなるまで揚げたものです。
ファーストフードの肉の種類を表す用語
ファーストフード店に多い、ハンバーガーやサンドウィッチにはお肉が欠かせません。お肉に関するファーストフード用語をぜひ押さえておきましょう。
25. Burger(バーガー)
ハンバーガーを略すとバーガーになります。肉(もしくはベジタリアンなら豆腐)で作られたパティを挟みます。
一般的なバーガーは、バンズの上にレタス、トマト、そして玉ねぎが乗っています。ハンバーガーにもっともよく使われるのは、牛肉です。ハンバーガー(hamburgers)には hamという単語が入っているので、ハムのバーガー、すなわち豚肉のバーガーを想像してしまうかもしれませんが、ターキーでも牛肉でも鶏肉でも、なんの肉からでもハンバーガーは作れるようです。
26. Chicken nuggets(チキンナゲット)
チキンナゲットとは、中はジューシーに外はカリッとなるまで鶏肉を揚げたものです。
27. Sausage(ソーセージ)
ソーセージは、細長い加工された肉で、朝食のメニューやサンドウィッチの具材としてよく使われます。ソーセージを作る際の肉は、豚肉がもっとも一般的ですが、ターキーや鶏肉のソーセージも美味しいですよ。
28. Hot dog(ホットドッグ)
ホットドッグとは特別に細長いソーセージのことです。長いバンズとケチャップ、マスタード、付け合わせ(ピクルスなど)と一緒に出されるのが一般的です。
29. Bacon(ベーコン)
ベーコンとは、とても風味の効いた薄いスライス肉です。通常は朝食のメニューの1つとして、特に卵と一緒に出されます。
30. Angus beef(アンガスビーフ)
いくつかのファーストフードレストランは、アンガスビーフを出すことを売りにしています。アンガスビーフは特別な牛肉で、とても風味があって柔らかいことで知られています。アンガスビーフを他の安い牛肉と混ぜて売っているファーストフードレストランもあるので気をつけましょう!
美味しそうな用語ばかりを紹介してきました。
何か食べたくなってきましたか?
さあファーストフード店へ行って、覚えた用語を使ってみましょう。ネイティブのように英語でハンバーガーを注文できるようになっているはずです!
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さて、この記事では、ファーストフード店で使われている様々な単語やフレーズをご紹介しました。何か新しい学びはあったでしょうか。次にファーストフード店にいく期待があれば、ぜひ今回学んだファーストフード用語を使ってみてください!